有力馬紹介
デビュー2戦目を完勝して一戦置いてダート変更の若鮎賞2着。これで波に乗るかと思ったが、“馬っ気”を出し始めてビギナーズカップ7着、ネクストスター盛岡4着に凡走。前途に暗雲が立ち込めたが、若駒賞を快勝。イン強襲を決めて待望の重賞タイトルを獲得した。続く交流・南部駒賞は北海道勢に上位を独占されたが、岩手最先着4着を確保した。馬体重の増加とともに精神面でも成長確か。重賞2勝目に王手をかけた。
門別1000m・2歳新馬戦を快勝。重賞挑戦も経験して2着2回から転入。当然のように初戦で1番人気に支持されたが、1コーナーをうまく回れなかったのが致命傷。4着と不本意な結果に終わったが、伊藤和忍調教師「馬具を着用して矯正」。水沢コースも2度目でエンジン全開。激戦区・北海道で鍛えた実力でアッサリのシーンまで十分。
デビュー戦は850mが短くタイム差なし2着に敗れたが、2戦目を完勝。以降は好、凡走の繰り返しだったが、盛岡が合わなかった印象。2着1回が最高に対して水沢は4戦3勝2着1回。前走も見事な逃げ切りを決めた。しかも舞台は前回と同じ水沢1600m。コース適性を前面に初タイトル獲得を目指す。
ラヴェイ
牡2歳 父・エイシンフラッシュ
小西重征きゅう舎・盛岡
レイヴオンと同じく門別1000m・新馬戦を快勝し、JRA札幌・クロバー賞(芝1500m)8着から岩手入り。初戦を2着にまとめたが、以降は凡走。伸びを欠いたが、前回快勝でようやく吹っ切れた。弾みついてもう一丁いけるか。
詰めに課題を抱えて初勝利まで8戦を要したが、以降は堅実さを発揮して1勝2着3回3着5回。現在、7戦連続で馬券対象を果たしている。当初、寒菊賞から始動予定だったが、降雪により開催取り止め。仕切り直しの一戦となったが、ここでも上位確保の可能性は高い。
ブルードプリュス
牝2歳 父・シルバーステート
板垣吉則きゅう舎・水沢
セレクションセールで高額落札された期待馬で大井1200m・新馬戦でタイム差なし2着。直後に岩手へトレードされて4戦2勝3着1回。気性難を抱えているが、素質の高さは相当レベル。プリンセスカップ9着は相手は一気に強化されて9着も仕方なし。地元同士の戦いに戻って反撃必至。
デビューから一度も着外に沈んだことがなく3勝2着1回3着3回。相手なりに駆ける堅実さを身上とするタイプ。重賞初挑戦・若駒賞でも3着を確保した。相手強化でもマークが欠かせない。